/ リフォームとリノベーションの違い /
英語のrenovation(リノベーション)はラテン語のnovo(新しい)が語源で、novo(更新する、リフレッシュ)の名詞形novation(更改、更新)⇒re(繰り返す)+novation⇒「修復」「刷新」の意味となります。
建築分野においては「建築物の機能を刷新し、新しい価値を生み出す(資産価値を高める)改修」を意味します。
一方でリフォームは、住宅の汚れや破損、老朽化した部分をもう一度元の状態(新築時の状態)に戻すという方法で、新築に近い状態に復元することがリフォームと言えます。部分的な修繕がリフォームであり、リノベーションに比べ工事の規模が小さいのが特徴です。
/ リノベーションのメリット /
1、好立地の物件が割安で購入できる可能性があります。
通勤に便利な駅近な立地にはすでに物件が建っていることが多いため、新築の場合は希望の場所に売り土地を見つけることが難しく、希望地に物件が出ても高額なことが多いが中古物件だとリーズナブルに購入できる場合があります。
2、自分の好きな要素や好きなものに囲まれた暮らしへの選択肢が増えます
新築注文住宅には手が届かなくても、中古物件を購入してリノベーションという形なら、
自分の未来を創造しながらライフスタイルに合わせた家づくり、そして自分の好きな要素や好きなものを取り入れる選択肢が増えます。
/ リノベーションのデメリット /
1、・外観、制約に縛られてしまうことがあります(マンション等)
最近ではペット飼育可や最新の設備機器が設置されている新築マンションも多い中、中古マンションでは制約が多い物件もあります。構造上動かせない設備もあるため、希望の間取りにすることが難しい場合も。また、共用部分等(外観やサッシ)においては、マンション全体での工事になるため、外観など古い状態が改善されるタイミングは個人で決定することができません。
/ リノベーションについて Terre Casaが考えること /
Terre Casaでは、「住まい」は購入して終わりではなく、その先の「暮らし」を豊かにするものと考えています。満足のいく住宅(箱)だけではなく、その先の豊かな暮らしを創造し、空間づくりをするお手伝いを「家」を売ることプラスαとしてお手伝いさせて頂きたいと考えています。日本においては「新築の家」を持つことがステータスとされる風潮がありました。
また、その風潮ゆえに約30年程度の周期で建物を壊しては建てなおす「スクラップ&ビルド」を繰り返してきました。しかし、近年は環境保護の観点から「スクラップ&ビルド」は、大量の廃材が生まれ、大量の材料が必要となる為、環境的に好ましいとは言えません。 既存の住宅を改修し、住宅を生まれ変わらせるリノベーションは、環境保護の観点から見ても良好であり、近年は注目を集めるようになっています。
リノベーションにもデメリットはもちろんありますが、今ある資源を有効活用し環境問題について考え、そして解決策の1つとしてリノベーションが広まることを願っています。